新卒就活・転職面接での質問と回答例
主なクラウドサービス企業は、AWS Japan、マイクロソフト(Azure)、Google (Google Cloud Platform)、NTTコミュニケーションズ、IIJ、GMOインターネット、富士通、NECなどがあります。
これらの企業をはじめとしたクラウドサービス企業の新卒採用もしくは転職の面接で、よくある質問とその解答例を例示します。
質問1:クラウドサービスの長所と短所は何だと思いますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:長所:柔軟性が高い。短所:依存性が高い。
クラウドサービスは、 必要に応じて容易に拡張 できるため、ビジネスの需要に合わせて簡単にリソースを調整できます。一方でクラウドサービスに依存することで、 サービスが停止した場合には、ビジネスに深刻な影響を与える 可能性があるため、バックアップや災害対策などの対策が必要だと考えます。
解答例2:長所:低コスト、短所:データのセキュリティ上の懸念
サーバーやストレージ、ネットワークなどのハードウェアを購入する必要がなく、クラウドサービスはビジネスにとって より経済的 な選択肢となっています。一方でクラウドサービスは、オンプレミスのソリューションと比較して、 データの保護とセキュリティ上の懸念 が存在するため、十分なセキュリティ対策が必要だと思います。
解答例3:長所: バックアップやデータ復旧が容易、短所: インターネット接続が必要
データは自動的に複製され異なるデータセンターで保管されるため、 バックアップやデータ復旧が容易 であり、災害対策に役立ちます。一方でインターネット接続が必要で災害時にインターネットが繋がらないと使えないため、 衛星インターネットなどのバックアップが必要 だと思います。
質問2:クラウドサービスに関する最新のトレンドや動向について知っていることを教えてください。
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:ハイブリッドクラウドの普及
クラウドサービスは従来のオンプレミスシステムと比べて 柔軟性があり、コスト削減にも繋がります が、一部安全性を確保するためにオンプレミスと併用するハイブリッドクラウドが普及しています。企業はクラウドとオンプレミスを併用することで、 データの安全性と可用性を確保 できます。
解答例2:マルチクラウドの普及
マルチクラウドとは、複数のクラウドプラットフォームを使用することで、 運用上の柔軟性を高める手法 です。最近は、複数のクラウドプラットフォームを使い分けることで、 リスク分散やコスト削減 ができるため、企業においてもマルチクラウドの導入が進んでいます。
解答例3:AI/MLのクラウドサービス化
AI(人工知能)やML(機械学習)は、ビジネスにおいても重要な役割を果たす技術です。最近では、これらの技術をクラウド上で利用できるようにするサービスが増えており、より 簡単かつ低コストでAI/MLを利用できます 。
質問3:クラウドサービスの将来性についてどのように考えていますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:必要不可欠なインフラとしてますます重要性を増す
クラウドサービスは、今後ますます重要性を増していくと考えています。企業がデジタルトランスフォーメーションを進め、データを活用することが求められる中で、 クラウドは必要不可欠なインフラとなる と思います。
解答例2:データを収集・分析するためのプラットフォームとしてますます活用が広がる
I oT、AI、ビッグデータなどのテクノロジーの進化 により、これまでにない大量のデータが生成されるようになっています。このような状況下で、クラウドは データを収集・分析するためのプラットフォーム として。ますます活用が広がるのではないかと思います。
解答例3:リモートワークが増加し、ますますニーズが高まる
クラウドサービスは、 世界中のどこからでもアクセスできる など、従来のオンプレミス型のシステムよりも柔軟性が高く、今後ますますニーズが高まると考えています。特に、企業のリモートワークが増加する中で、クラウドサービスの 需要は一層高まる と予想されます。
もちろんクラウドサービス業界への就職を希望する方は、クラウドの将来性を信じていると思いますので ポジティブな回答が望ましい でしょう。
質問4:クラウドサービスとオンプレミスの違いは何だと考えますか?
【新卒採用面接の質問&解答】
解答例1:利用の仕方
クラウドサービスは、 インターネットを介してアクセス できるサービスであるのに対し、オンプレミスは、専用のサーバーを所有する必要があるため、 自社内での利用に限定 されます。
解答例2:スケールアップ
クラウドサービスは、必要な場合には 容易にスケールアップ できますが、オンプレミスは、 ハードウェアを追加する必要があり 、コストや時間がかかることがあります。
解答例3:費用について
クラウドサービスは、定額の サブスクリプション型 の課金方式や、利用量に応じて支払いが行われる 従量課金 が一般的であり、一方オンプレミスは、 ハードウェアの購入やメンテナンス費用 が必要です。
質問5:クラウドサービスにおいて、セキュリティに関するリスクについてどのように考えますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:外部攻撃、内部攻撃、データ漏洩、サービス停止など
クラウドサービスにおけるセキュリティリスクには、外部攻撃、内部攻撃、データ漏洩、サービス停止などがあります。これらのリスクを最小限に抑えるためには、 強力なパスワードポリシーや多要素認証、暗号化、アクセス制御 などのセキュリティ対策をしっかりと行うことが必要です。
解答例2:サービス提供者とユーザーの間でセキュリティ責任を共有
クラウドサービスにおいては、サービス提供者とユーザーの間でセキュリティ責任を共有する必要があります。サービス提供者は、セキュリティの最新情報や脅威情報を収集し、 適切な対策を講じる ことが求められます。一方、ユーザーは、 パスワードの管理やアクセス権限の設定 など、自己責任でセキュリティ対策を行う必要があります。
解答例3:サービスのセキュリティレベルを向上させることが必要
クラウドサービスにおけるセキュリティは、 常に進化し続ける脅威に対して常に対策を講じる必要 があります。サービス提供者は、 セキュリティに関する最新の技術や情報を取得 し、サービスのセキュリティレベルを向上させることが必要です。
質問6:クラウドサービス業界を目指すきっかけは何でしたか?
【転職面接の質問&解答】
解答例1:技術的なスキルを活かした仕事をしたい
私は、大学時代からITに関する知識やスキルを身につけ、 技術的なスキルを活かした仕事をしたい と考えていました。そしてあらゆる分野でクラウドサービスが注目されるようになり、将来性を感じたことがきっかけでした。
解答例2:でさらに利便性のあるサービスを開発したい
クラウドサービスは、従来のオンプレミス型のシステムと比較して、コスト削減やスピード感、柔軟性などのメリットがあることに興味を持ちました。そのため、クラウドサービス業界で さらに利便性のあるサービスを開発したい と思いました。
解答例3:ポテンシャルの大きさ
大学の専攻が情報科学であり、研究でクラウドサービスを使い始めて、その ポテンシャルの大きさに気付いた ことがきっかけで、クラウドサービス業界に進むことを決めました。
質問7:クラウドサービスの導入にあたって、どのような課題があると思いますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:セキュリティ課題
クラウドサービスは、サービス提供者が顧客のデータを保管し、処理するため、 顧客データの盗難、紛失、漏洩などのセキュリティ課題 があると考えます。
解答例2:データ移行課題
クラウドサービスの導入には、既存のデータをクラウドに移行する必要があります。既存のデータが大量である場合、 データ移行に時間とコストがかかる 可能性があります。
解答例3:コスト課題
クラウドサービスの導入には 初期投資や月額利用料 がかかるため、適切なサービスを選ばないとコストの負担が大きくなることがあります。対策としては、 コストを抑えたサービスの選定 や契約内容の再検討、クラウドサービス導入による効率化やコスト削減の見込みを評価することが必要だと思います。
質問8:クラウドサービスを導入する前に、どのような評価基準を設定するべきだと思いますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:コスト評価基準
クラウドサービスを導入する前に、コスト評価基準を設定することが重要です。各サービスプロバイダーの 費用構造を比較し、必要な機能を提供するプランを選択 することが求められます。
解答例2:拡張性評価基準
クラウドサービスは、企業の ビジネスニーズに応じて柔軟に拡張 することができることが必要です。したがって、拡張性を評価するための基準を設定することが重要です。
解答例3:機能評価基準
クラウドサービスには多くの機能があり、企業のニーズに合わせて適切なサービスを選択する必要があります。機能評価基準を設定し、 必要な機能を提供しているかどうかを判断 することが求められます。
質問9:クラウドサービスにおいて、顧客がベンダー選定の際に重視するポイントは何だと思いますか?
【新卒採用・転職面接の質問&解答】
解答例1:コスト
クラウドサービスを導入する上で、顧客が重視するポイントの1つにコストがあるのではないでしょうか。顧客は、クラウドサービスの利用によって コストを削減することを期待 しています。そのため、ベンダー選定の際には、 価格の明確さや、コストパフォーマンスの高さ が評価されると思います。
解答例2:機能性
顧客がクラウドサービスを導入する理由の1つに、機能性の向上があると思います。顧客は、 自社の業務に必要な機能がクラウドサービスに含まれているかどうか を確認し、選定します。そのため、ベンダー選定の際には、 機能性の充実度や、顧客の要求に対応できるカスタマイズ性 が評価されるのではないでしょうか。
解答例3:サポート体制
クラウドサービスを利用する上で、顧客が不具合や問題が発生した場合に求めるのは、 迅速で適切なサポート体制 だと考えます。そのため、ベンダー選定の際には、サポート体制の充実度や、 問題解決にかかる時間・手順 が評価されると思います。
質問10:クラウドサービスの料金プランやコスト削減についてどのように考えますか?
【転職面接の質問&解答】
解答例1:必要最低限のプランで運用
クラウドサービスはサブスクリプションベースのプランが多いため、 サービスの利用量を把握 し、必要最低限のプランで運用することで、コスト削減を実現することができます。
解答例2:複数のベンダーの価格比較
クラウドサービスでは、サービス提供企業の競争力によって 価格が大きく変動 することがあるため、複数のベンダーの価格比較を行うことが大切です。
解答例3:適切なプランに移行
クラウドサービスには、 料金プランが多い ため、サービスの利用量が変動する場合でも、適切なプランに移行することで、コスト削減が可能です。また、 必要なときに必要な分だけ利用できるプラン もありますので、ムダなコストを削減することができます。