就活で短所を質問する面接官の意図

なぜ面接で短所を質問してくるのか

短所は何ですか 」の質問は嫌ですよね。。。
どう答えてもマイナスにしかならないような気がしますよね。

その対策として、まずは「 なぜ短所を聞いてくるのか 」という意図を考えてみましょう。

・自己分析ができているかどうか
・社風に合っているかどうか
・弱点克服のために努力をしているか

ほとんどの企業では以上のような3点を知りたがっています。
ではなぜそれを知りたいのでしょうか。

自己分析ができているかどうか

仕事ができる人は自分のこともよく分かっています 。ですから苦手なところは人に任せて、自分は得意分野で最大限の力を発揮することができます。ところが自己分析ができていない人は、自分の能力を過大評価して何でも自分でやろうとしたり、自分の性格のせいで周りから信頼を得られていないのを分かっていなかったり、 仕事でトラブルを起こしがち になります。

ですから企業としては自分の短所は短所で認めて、でもその 欠点や短所をどうカバーしてきたのか ということを見ています。「 欠点は特にありません 」とか「 自分では分かりません 」という人材は、 はっきり言って必要ない と思われます。短所がない完璧な人間など存在しないのですから、短所を認めてその改善策や対処法を話すことで、 謙虚で自己分析ができているという好印象 を得ることができます。

社風に合っているかどうか

体力勝負の企業の場合、短所で「体力には自信がありません」と言えば 即退場 となるでしょう。また営業がメインの会社で短所は「人と話すのが苦手です」と言えば、 かなりのマイナスポイント になってしまうのは誰でも分かります。チームワークが大切な企業で「頑固で人の言うことを聞かないタイプです」という人材は 欲しくない でしょう。

各企業によって欲しい人材というのは違っています。ですから面接を受けに来た学生の性格が 社風に合っているかどうか を短所を聞くことで知りたがっています。できる限り その企業にとってマイナスにならない短所 を答えるようにしましょう。

弱点克服のために努力をしているか

体力がないということを短所として上げた場合でも「体力がなく学生時代はよく風邪で寝込んで両親を心配させていました。でもこの業界で働きたいと思い、最近マラソンを始めて今では毎週50km走っていて、この冬は一回も風邪を引きませんでした」など 改善策 を示すとむしろプラスになります。
「私の短所は頑固なところですね。自分の考えを押し通すところがあり、クラブ活動で孤立することもありました。でも克服したいと思いキャプテンに立候補して、部員それぞれの考えを聞いて練習メニューを考えるなど チームワークの大切さを学びました 。」といった回答も最終的にはプラスポイントになるでしょう。

このように 短所を克服できる人 ならば、仕事でトラブルや困難に見舞われても、何とか解決策を見つけるために努力できる人だと思われます。 短所を話すとともにその改善策も一緒に話す ように心がけましょう。

面接の質問対策:短所を聞かれたとき ⇒ 面接の質問:短所の対処法まとめ