就職や転職の面接で志望理由の回答例

面接で志望理由を質問された時の回答例

「志望動機は何ですか」とか「なぜ弊社を志望したのですか」といった志望理由は 面接でかなり高い確率で聞かれる質問の一つ です。就職でも面接でも聞かれないことの方が珍しいでしょう。

志望理由を聞く意図は、本当に第一志望なのか、他の会社も考えているのか、別の業界も検討しているのかなど、 志望度の高さ を質問の回答から知ろうとしています。

本当に志望度が高ければ、しっかりその会社や業界のことを調べているでしょうし、万が一第一志望ではなかったとしても、しっかり面接前に業界や会社のことを調査して準備してくる人は、 仕事において活躍できる人間 であると判断されます。特に転職の場合はしっかりとした下準備が求められるでしょう。

ですから業界内でその会社の 長所・短所・強み・弱み・最新の新規事業への取組 などを把握して、なぜその会社に就職したいのかという志望理由をはっきりと話せるようにしておきましょう。

業界や会社のことだけではなく、「私は〇〇という長所がありますので、御社で力になれると思います」など 自分の長所を交えて回答 することができれば好印象になるでしょう。長所を話すときにできるだけ自分の経験やエピソードを交えて話すと説得力が増します。

志望動機の回答例1

私は大学時代にプログラミングを勉強しておりまして、ぜひ御社のようなSIベンダーで働きたいと考えております。中でも教育のデジタル化に興味を持っておりまして、今後は小学校からタブレットを使いこなし、プログラミングを勉強するような時代になると思いますので、そのような国の大きな流れに関わるような事業をやりたいと思うようになりました。御社は数あるSIベンダーの中でも国や地方自治体など官公庁のデジタル化支援に力を入れられていて、政府のGIGAスクール構想にも参加されていますので、是非私の得意分野であるプログラミングでお役に立ちたいと考えています。

私が面接官ならすぐに「ハイ通過!」となりますね。社長なら「ハイ内定!」ですね。

・しっかりとその会社の強みや最近の取組を理解して志望していること
・自分の夢を明確に語り得意分野を生かしたいと言っているところ
・同じ業界の他社ではなくその会社を選んだ理由が明確であること

ということで完璧ですね。もちろん私じゃない面接官だったとしても 悪印象になることはほぼあり得ない でしょう。しかもプログラミングが得意であるという 長所もアピール しています。

国や地方自治体などの官公庁に強いというその会社の長所、GIGAスクール構想など国の動き、教育のデジタル化を実現したいという夢や目標など非の打ちどころがありません。転職だとしても就職だとしてもかなり内定に近付いたと言えるでしょう。

志望動機の回答例2

私は大学時代ラグビー部で先輩・後輩と切磋琢磨してチーム一丸となって大学選手権出場に向けて頑張っておりました。結果は決勝で敗れたのですが、負けた後も自分たちにできることはやり切ったのでチームメイトとともに充実感に浸っておりました。私は以前より食に興味があり食品会社を志望しておりましたが、中でも御社のキャッチコピーである「あなたの力はみんなの力、みんなの力はあなたの力」に感銘を受けて、このようなチームと個人を大切にする会社で仕事をしたいと考えるようになりました。ラグビーで培ったチームワークとその中での自分の役割をきっちりこなすという私の長所を生かして御社で頑張りたいと考えております。

この回答もいいですね。しっかりと 社風を面接前に把握 していて、食品会社の中でも なぜその会社なのか という志望理由が明確になっています。またラグビーを通じて チームプレーの中で自分の役割をしっかりとこなす という長所もアピールしていますので、すぐにチームに溶け込んで活躍してくれる人材だと思われるでしょう。

自分の長所をアピールするときも何らかの エピソードがあると説得力が増します ので、クラブ活動や研究成果など実績があれば積極的に質問の回答にしれっと入れてアピールするようにしましょう。

何らかのスポーツをしてきた人は、体力がある、チームワークを実践できる、努力を惜しまないという印象があるので、積極的に 面接の回答に盛り込んでアピール しましょう。