面接の質問で短所を【優柔不断】と答える時の注意点
優柔不断=決断力のない人=仕事ができない人
と見られてしまうことは避けましょう。悪く言えば決断力が無いということですが、よく言えば 慎重で堅実で思慮深い という考え方もできます。優柔不断だけど協調性がある人、優柔不断だけどやる時はやる人といった 短所を話しながらもプラスイメージ を持ってもらえるように回答しましょう。
短所=優柔不断の例文1
優柔不断な短所をカバーするために、仕事においては念入りに下調べするなど 事前準備を人一倍やる ことで、しっかり決断できるように心がけたいと思います。また最近はファミリーレストランでオーダーを30秒以内に決めるなど、優柔不断な短所を 克服する努力も少しずつ始めています 。
短所として優柔不断であることを認めながらも、そのためにしっかり準備をするということで、 きっちり仕事をしそうだ というイメージを持ってもらえる回答ですね。またレストランのメニューは小さなことですが 短所を自覚して克服しようとしている姿勢 を話すことも自己分析ができていて伸びそうな人材だと思わせることができます。
この回答ですと「色々調べた結果、どのような理由でこの業界をえらんだのですか」など 答えやすい質問を誘導 することもできます。
短所=優柔不断の例文2
ですから優柔不断な短所はありますが、仕事においては 納得するまでしっかり考えたり調査する ということは生かしながら、決断力が必要な場面では10分以内に結論を出すなど、 自分なりのルールを決めて決断 できるようにしたいと考えております。
このような回答ですと しっかり考えて失敗のない方法を取れる堅実な人材 だというイメージを与えられるほか、 改善策を示す ことで優柔不断がマイナスにならないイメージを与えることができます。また「卒業旅行は結局どこに行ったのですか」など 話の発展も期待できます 。質問を誘導する手法は高度ですが、かなり有効な手段です。
期待通りそのような質問が来たときは、
その結果、私も友人も 大満足の卒業旅行 となりました。
といったエピソードを話しましょう。このような回答なら会社のお金を使って何かをするとき、しっかり下調べして失敗しない選択をしてくれるだろうという 堅実性 と、友人の希望と自分の希望を両方とも実現できる手法を取ったということで 協調性 や 交渉能力 がありそうな人材だと判断してもらえます。もちろん同じエピソードは無いかもしれませんが、似たようなエピソードは誰にもあると思います。アレンジして 自分のエピソードで堅実性や協調性や交渉能力をアピール しましょう。
短所=優柔不断の例文3
そのため、決断まで時間はかかりますが、自分で選んだ選択で後悔したことはありません。大学の研究室ではパソコンを買う担当をやっていまして、私は慎重なタイプで失敗がないから、 任せて安心だと教授に信用していただいておりました 。
とはいえ仕事においては決断力が必要な場面も出てくると思いますので、 優柔不断なところは直し、慎重で堅実なところは残しながら 取り組んでいきたいと考えております。
上記の回答も 優柔不断 ⇒ 慎重で堅実 というイメージを植え付けています。会社で何か高額なものを買う時に、 値段も比べずに購入するような人材 は企業としては欲しくありません。ですからパソコンを選ぶときにじっくり選ぶというのはマイナスとは考えられないでしょう。優柔不断は 直すつもりだという意思表示 があるのも前向きな印象でいいですね。
面接の質問対策:短所を聞かれたとき ⇒ 面接の質問:短所の対処法まとめ